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アマニQ&A

Q&A

アマニQ&A

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よく頂くご質問については、下記にまとめました。

アマニにはシアン(青酸物)が入っているが大丈夫なのですか?
一部の植物は生体防御のために(動物に食べられないように)中毒成分を分泌する場合があり、アマニはシアン(青酸物)を含んでいます。 シアン(青酸物)は生梅、タケノコ、ピスタチオやアーモンドなどのナッツ類、タロイモ(キャッサバ)にも含まれています。 欧米ではアマニは食経験が長く、シリアルやパンに添加して日常的に食べられていますが、シアン(青酸物)による腹痛等の中毒の報告はありません。ドイツでは1人年間1kgも消費しています。(日本人のゴマ消費量とほぼ同じ量です。) アマニを輸入する際にはシアン(青酸物)含有量を測定し、毎回厚生労働省に報告しています。 アマニの輸入にあたり、厚生労働省および出先機関の東京検疫所に資料提出、輸入可否について指導を仰ぎ、食品としての輸入に問題がないことを確認しています。従って日本国内で流通しているアマニについては安全性が確認されており問題ありません。
アマニ油は工業用(機械油やペンキ油)のイメージがあるが食べられるのですか?
アマニ油は酸化して硬化する性質があるため、工業用途としてペンキ油や床磨き用ワックス、油絵具等に使用されてきました。 最近になってn-3系脂肪酸の多彩な生理機能が解明され、健康油としてアマニ油が見直され再評価されています。それに伴って、食用向けのアマニ品種が開発されてきました。アマニ油を食品として摂取する場合の注意点は、
  • ① きちんと食品加工の認定を受けた搾油工場で作ったアマニ油なのか
    (工業用途の搾油工場では衛生面・原料面等で不安がある)
  • ② アマニ油は下剤として使用されることもあります。人によって体質に合わない場合や、健常者でも過剰摂取で下痢になる場合があります。
アマニ油は1日にどれぐらい摂取すればよいのですか?
α-リノレン酸の1日あたり推奨摂取量 2.0g、アマニ油中にα-リノレン酸 60%含有とすれば、アマニ油は1日5g(小さじ1杯強)摂取することが好ましいことになります。
アマニ油に含まれるα-リノレン酸、リノール酸、オレイン酸はどのような効果がありますか?
α-リノレン酸:前述 リノール酸:リノール酸はn-6系の二重結合を2個持つ多価不飽和脂肪酸で、ヒトの体内では合成されないため食物から摂取する必要があり、必須脂肪酸に分類されています。リノール酸はひまわり油、綿実油などに多く含まれ、アマニ油にも多少含まれます。俗に、「血清コレステロール値を低下させる」などと言われています。 オレイン酸:循環器系疾患のリスクを減らす可能性が示唆されています。
n-3系脂肪酸とは何ですか?
「脂肪酸」とは「脂質(油脂)」を構成している成分で、一般的脂質は「グリセリン」に3つの「脂肪酸」が結びついています。 脂肪酸は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されます。さらに不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分類され、「多価不飽和脂肪酸」は体内で合成できない「必須脂肪酸」であるため、食品から摂取する必要があります。 「多価不飽和脂肪酸」は、さらに「n-6系」と「n-3系」に分類されます。 n-3系脂肪酸とは、α-リノレン酸に代表される脂肪酸のことで、n-3系とn-6系とでは、体の中での代謝のされ方が異なります。
                        
アマニ油について ポリスチレン製の容器のカップラーメン等にかけて食べてもよいのでしょうか?
ポリスチレン製の容器(カップラーメン等)への使用はお控えください。
容器が変質し、お湯がこぼれ出るおそれがあります。